ゴミ溜め@技術系日常系雑文

主にWeb技術やそのほかつまづいたこととか引っかかって調べたこととかをまとめてます。

はてなダイアリーから引っ越しました。)

Firefox + addon:Open With + IETester でページ描画テスト (設定編)

製作中のウェブサイトの描画テストを実施する際、Internet Explorer(IE)はシェアが高い割に、バージョンごとに全く挙動が違ったりするから困る。

そんな時に便利なのが、IETesterだ。

これは、IE5.5以降から、最新のバージョンまでの各IEでの表示結果を、タブ形式で確認することができるソフトである。
ダウンロードサイトは英語だが、ソフトは日本語対応。別段難しい操作は何も無いので困ることは無いと思う。

さて、このIETester、コマンドラインからの起動オプションが用意されていて、

\ietester -ie8 http://example.com/

のように実行してあげると、起動と同時にページを開いてくれる。

これをfirefoxアドオンのOpen Widthと組み合わせることで、Firefoxでページの調節を行いながら、2クリックでIEでのテストに移行できるようになる。

Open Widthは、「今見ているページを、登録してある別のブラウザで開くボタンを設置する」という至極単純なアドオンで、Firefoxのツールバーにボタンとして表示しておいたり、右クリックメニュー(コンテキスト)に登録することができる。

このOpen Widthは、各ブラウザにURLをポストする際、コマンドライン引数を一緒に送ることができるようになっている。

手順は下記のとおり。

  1. IETesterをインストール
  2. Open Widthfirefoxに追加する
  3. firefoxボタン→アドオン(あるいは、メニューのツール→アドオン)からアドオンマネージャを表示
  4. 「OpenWidth X.X.X」の「設定」ボタンをクリック
  5. 設定画面が開かれるので、画面右下の「追加」ボタンをクリック
  6. ファイル選択のダイアログが開かれるので、IETesterのパスを設定(Win7 64bitであれば、おそらく
  7. 画面右側の、登録済みブラウザリストに「IETester」が表示されるので、「引数」ボタンをクリック
  8. 渡したいコマンドライン引数(下記参照)し、OKをクリック
  9. 設定が完了したら「Open Width オプション設定」タブと「アドオンマネージャ」タブは閉じてしまってOK
  10. 以上。ためしに任意のページで実行してみましょう

設定可能な引数は下記の通り。(参照元はhttp://www.my-debugbar.com/wiki/IETester/CommandLineArguments

ietester [option] [url ...] [...]
where options are :
-ie55 : following urls with be opened in a IE5.5 tab (if available)
-ie6 : following urls with be opened in a IE6 tab (if available)
-ie7 : following urls with be opened in a IE7 tab (if available)
-ie8 : following urls with be opened in a IE8 tab (if available)
-ie9 : following urls with be opened in a IE9 tab (if available)
-ie : following urls with be opened in the installed IE version tab
-all : following urls will be opened in all the available IE versions (included default version)

例えば、起動と同時にIE5.5〜最新のバージョンまで同時に開きたい場合は、引数に「-all」を設定。(と言ってもたぶん-allくらいしか使わない気もする。)
この際、Basic認証等のユーザー認証が必要なページを開くと、多数のID/PW入力ダイアログが開かれて非常に面倒なので留意。

以上です。